はじめに
学生はもう春休みでしょうか。私も土日は休みです。平成が今年の4月で終わってしまうので、せっかくなので平成最後ってことで春休みに見て欲しいなと思ったアニメをまとめてみました。すでに様々なサイトで「オススメアニメ一覧」とか「平成アニメまとめ」みたいなものがあって、そこではかなりの有名作品の名前が挙げられているので、私は有名作品をあえて外すわけじゃないですが、あまり日の当たらない隠れた名作的な位置をメインにオススメしたいと思います。(まぁ隠れてない方が多いんですけどね)
思い出補正とかも多少あるかなって感じなので2000年代の作品が多めです。かなり個人の主観と偏見が入っています。今回オススメに載っていない作品で見て欲しい作品はいっぱいあります!!でも今回は30作品以内に絞れるように頑張りました。「あれが入ってない」「これはないの?」って思う人もいるかもしれませんが、とりあえずのオススメってことで許してください。2019年冬期が終わったら、平成も最後ですし個人的に好きなアニメをまとめた記事を書こうかなと思っていますので、そっちで入ってなかったらご指摘してください!(まぁ名作で見てないのもあるので完全網羅はできないと思いますけど…)もしこのサイトをみてアニメを見て頂けたのなら、メールやTwitterで感想を聞かせてもらえると嬉しいです。
最後には主要の見放題動画配信サイトである「dアニメストア」「U-NEXT」「Hulu」「Amazonプライムビデオ」のどこでみることができるかをサクッとまとめています。(2019年3月現在ざっと調べた) よかったら参考にしてください。
平成が終わる前に…春休みに見て欲しい個人的おすすめアニメ5選+α(2選)
CLANNAD -クラナド- (2007年秋) / CLANNAD 〜AFTER STORY〜 (2008年秋)
一言でいえば『人生』です。CLANNADは本編22話+番外編2話、AFTER STORYは本編22話+番外編2話+総集編1話の全49話。その中でもぜひ見て欲しいのは本編44話と番外編の「もうひとつの世界 智代編」と「もうひとつの世界 杏編」という原作のそれぞれのヒロインルート。物語は高校生の主人公の岡崎朋也を中心としたお話で、CLANNADは高校生活をメインに各ヒロインのストーリーをオムニバス形式で、AFTER STORYはその後の話を中心に結婚・子育てまでの話が続いています。
絵を見て敬遠する人もいると思いますが、それで見ないのは絶対にもったいない作品です。ちなみにその絵も複雑な感情を読み取りやすくする工夫がされているので実はものすごく計算されたものじゃないかと思っています。私自身もこの作品を通して学んだことも多く、特に「もうひとつの世界 智代編」は本当に素敵な話だと思います。
銀の匙 Silver Spoon (2013年夏/2014年冬)
『鋼の錬金術師』で有名な荒川弘のアニメ作品です。1期11話・2期11話の合計22話なので、2クール作品として比較的手軽に見れるかと思います。物語は札幌の私立中学に通っていた主人公の八軒勇吾が学力競争と父親から逃げるため農業高校に進学したところから始まります。農業高校での様々な生活を通して「生きるとは何か?」「食べるとは何か?」などの疑問に対して葛藤し成長していく主人公がとても魅力的です。ギャグシーンも多めなので、決して重すぎないテイストになっているのも魅力です。
私の友人がニワトリの卵がどこから出てくるのかをこれで知ってしまい、しばらく卵を食べれなくなった…という経験があるくらいなので、見るときは畜産系の内容に対して敏感な人は注意したほうがいいかもしれません。しかし、私たちが普段当たり前にしていることが、実はとても大事なことであると気付かされる作品ですので、ぜひ一度は見て欲しいです。
SHIROBAKO (2014年秋)
P.A.WORKS「働く女の子シリーズ」第二弾。武蔵野アニメーションというアニメスタジオで働く主人公の宮森あおいと高校時代の同級生4人とが、高校時代の夢を叶えるために奮起する物語で、現実の厳しさや煩雑な毎日に忙殺されそうになりながらも互いに支え合い、夢に向かって進んでいく姿を描いています。テレビアニメは全24話で、作中では1~12話・13~24話とで別のアニメ作品を作成するので、そこで1度キリよく見終われるのもオススメポイントです。ちなみに作中に登場するアニメのOVAが2話あります。
リアルな仕事描写が好評で、実際に仕事をしている人が目指したい風景なのではないかと思っています。12話・24話のラストはかなり感動できるもので、今でも久しぶりにみるとウルっと来るものがあります。2018年4月に行われたイベントにて劇場版アニメの制作が発表されたので、その前にぜひ1度見ておいてほしいです。
うたわれるもの (2006年春) / うたわれるもの 偽りの仮面 (2015年秋)
うたわれるものは全25話(OVA別)、偽りの仮面は全25話の計50話ですが、偽りの仮面は「うたわれるもの」から数年後のお話で登場人物も全然違うので、とりあえずは「うたわれるもの」全25話を見て欲しいです。2クール作品としてみると「うたわれるもの」の完成度は抜群です。特にラストで泣かなかった人はいないと言われるくらい超名シーンで、今でも挿入歌を聞くだけで涙が出てくるくらいです。続編の「うたわれるもの 偽りの仮面」はそこから数年後の別キャラの話ですが、前作の内容を知っていると深い部分が多々あります。
原作のゲームシリーズは「うたわれるもの」「うたわれるもの 偽りの仮面」「うたわれるもの 二人の白皇」(二人の白皇でシリーズ完結)となっており、まだ二人の白皇はアニメ化されていません。ただ人気度と内容から必ずアニメ化されると思いますので、今のうちにチェックしておいて損はないです。可能であれば原作のゲーム(PCやPlayStation)を実際にプレイしてみて欲しいです。オススメです。
コードギアス 反逆のルルーシュ (2006年秋) / コードギアス 反逆のルルーシュR2 (2008年春)
©SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design
2019年2月には新作映画も公開されたコードギアスシリーズ。テレビアニメはコードギアス 反逆のルルーシュが全25話、R2が全25話の計50話あります。ざっくりのあらすじは、日本が神聖ブリタニア帝国に侵略されて7年後、日本に住む元ブリタニアの皇子であるルルーシュが、謎の少女C.C.から他人に自分の命令を絶対順守させる力”ギアス”を授かり、母の仇と妹が安心して暮らせる場所を作るため、ブリタニア帝国に反逆する…というお話。サンライズが原作なので、ロボット描写も流石です。
ドラマティックでショッキングな展開が多く、トータル50話の作品ですが途中でだれることなく最後まで飽きずに楽しめることは間違いないです。R2からは概念的・哲学的な話も入ってくるので、少し難解な内容になりますが、勢いで理解してしまってもいいかなと思います。
狼と香辛料 (2008年冬) / 狼と香辛料II (2009年夏)
©支倉凍砂/アスキー・メディアワークス/「狼と香辛料」製作委員会
中世ヨーロッパ風の世界観で、旅の行商人ロレンスと、狼の耳と尻尾を持つ少女ホロの2人の旅のお話。1期13話(テレビ未放送1話含む)、2期13話の合計26話なので2クール作品としてみて頂ければと思います。行商人が主人公ということもあり経済的なテーマのお話が多く、その点でも楽しく見ながら勉強できるのですが、一番の魅力はロレンスとホロが繰り広げるやり取り(イチャイチャ)ですね。また、ホロの名言も必見で、個人的には「旅は出で立つ前が最も楽しく、犬は鳴き声だけが最も怖く、女は後姿が最も美しいものでありんす」というのが好きです。
原作は完結していますが、アニメは原作の途中までの部分なので、最後の結末が知りたい人は今のところ原作を読むしかないです。ただ、2019年初頭には新作VRアニメもリリースされる予定で、もしかしたら今後ラストまでアニメ化される可能性があるかも…
ひぐらしのなく頃に (2006春) / ひぐらしのなく頃に解 (2007年夏)
同人ゲーム原作のホラー&ミステリー作品で、キャッチコピーは「正解率1%」。昔ながらの村社会の様相を残す村落で発生した連続怪死・失踪事件の顛末を描いた作品で「〇〇し編」と分かれている。原作は出題編として「ひぐらしのなく頃に」、解答編として「ひぐらしのなく頃に解」が発表されたが、アニメ版では「ひぐらしのなく頃」に出題編と解答編の一部が入っており、全体の解答は「ひぐらしのなく頃に解」に描かれています。そのオチは賛否両論ですが、個人的にはこの内容は納得がいっています。
ひぐらしのなく頃には全26話(出題編15話、解答編11話)、ひぐらしのなく頃に解は全24話の計50話ですが、「〇〇し編」ごとにみることができるのでキリよく視聴できるかなと思います。ちなみに同原作者のアニメ化作品で「うみねこのなく頃に」があるのですが、こっちはオススメしませんw
平成アニメを語るうえで欠かせないアニメ3選
新世紀エヴァンゲリオン(1995年秋/平成7年)
平成のみならずアニメ史を語るうえで絶対に欠かすことのできない作品。当時のVHS/DVDの1巻あたりの売上枚数はおよそ25万枚で、これは「ラブライブ! 2nd Season」や「おそ松さん」などの2倍以上の数字です。今でも根強い人気があり、リメイク版の映画(新劇場版/設定とストーリーは多少異なる)が作成されるくらい人気の作品です。全26話。可能であればアニメ26話+劇場版2作品(「シト新生」「Air/まごころを、君に」)をワンセットで見て欲しいです。ちなみにエヴァンゲリオンシリーズはアニメが原作です。
今の子どもたちが見ても「え?なんでこれが人気なの?」と思われるかもしれません。社会現象まで至った要因としてやはり時代性に合っていたことは外せないでしょう。バブル崩壊・阪神淡路大震災・オウム事件などの社会不安が広がり、家庭問題を抱えた子どもたちが成人後も何らかのトラウマを抱える「アダルトチルドレン」という言葉も生まれた時代で、その時代の人たちの共感を得たのも要因だと思います。
涼宮ハルヒの憂鬱(2006年)
ラノベアニメ化の流れを生み出した大ヒットアニメで、京都アニメーションの名前を世に知らしめた作品です。当時としては圧倒的な完成度を誇っており、特にエンディングのキャラたちがテーマ曲の『ハレ晴レユカイ』に合わせて踊る部分は圧巻で、わずか1分の映像で作画枚数が1,000枚を超えたそうです。当時の一般的なアニメの作画枚数は3000枚だったことからいかにすごいことか…ちなみに最近話題になった「かぐや様は告らせたい」第3話EDの完成動画枚数が1124枚なのでそのレベルですね。(ちなみにかぐや様の第3話EDを担当した中山さんは京都アニメーションの出身です)
またテレビアニメは時系列順で放送されませんでした。(DVD収録は時系列順) 可能であれば当時の放送順をみてから時系列順で見直すのをオススメします。ちなみに2期のエンドレスエイトも別の意味で話題となりましたが、ここでは割愛します。
けものフレンズ(2017年)
世界のどこかにあるとされる巨大動物園「ジャパリパーク」に迷い込んだ主人公のかばんちゃんは「自分が何の動物か」を確かめるため、サーバルの擬人化であるサーバルちゃんらとともに旅をするというお話。『けものフレンズ』がヒットした要因は様々ですが、その1つに低予算ながらしっかりと作りこまれており、深い世界観を視聴者が探り考察しながらみることができたことが大きいのではないかと思っています。これは『新世紀エヴァンゲリオン』が当時流行った流れと似ており、当時と違うのはSNSで拡散されることによって、より多くの人に影響を与えることができた点だと思います。
前評判や1話終了時の視聴者の反応は決して良くなかったのですが、このように作りこまれた世界観や考察、「〇〇のフレンズなんだね」のようなフレーズがSNS拡散されたことにより、徐々に人気が出て、円盤売上数も20万枚を超え、深夜アニメ史上最多記録を樹立しました。
絶対に楽しくて笑える作品3選
フルメタル・パニック? ふもっふ(2003年夏)
『フルメタル・パニック!』シリーズ原作の短編シリーズをアニメ化した作品で、本編のようなシリアス描写はなくギャグに全降りした作品です。フルメタルシリーズを知らなくても独立して楽しめる作品なので、「フルメタル・パニック!」を知らない人も、”主人公の相良宗介は秘密の傭兵組織ミスリルに所属する傭兵で、ヒロインである千鳥かなめの護衛のため日本に派遣されている” ということだけ知っておけば問題ないと思います。全12話の1クールなのでサクッとみることができます。制作は京都アニメーションですのでその点もご安心を。
『フルメタル・パニック!』シリーズを知らなくても、ふもっふだけは知っているという人も多いです。ちなみにタイトルは別ですが、OVAの『フルメタル・パニック! The Second Raid 特別版OVA わりとヒマな戦隊長の一日』も全話視聴後に見ることをオススメします。
斉木楠雄のΨ難(2016年夏/2018年冬/2018.12.28)
週刊少年ジャンプに連載していた主人公の超能力者・斉木楠雄を中心に繰り広げられるギャグ漫画が原作のアニメ。アニメは1期24話、2期24話、完結編1話の計49話です。1話の中に5つのストーリーが入っており、基本はそれぞれのストーリーが独立しているため、1ストーリーあたりのテンポが良いので飽きが来ません。また、個性豊かなキャラクターが多く登場し、アニメはキャラデザ含めてつくりが丁寧なため、どのキャラも魅力的でいっぱい笑わせてもらいました。主人公の斉木楠雄の声は神谷浩史が担当しており、安定したツッコミも特徴的です。
ギャグ漫画でありがちな主人公たちが年を取らなかったり、同じ学年で複数回季節イベントがあるなどの要素も、本作では作中でしっかり説明(設定)があり、その点についてもしっかり作りこまれている作品なので、変な疑問や指摘を抱くことなくみることができます。
ニニンがシノブ伝(2004年夏)
©2004 古賀亮一・アスキー・メディアワークス/ニニンがシノブ伝製作委員会
ドジで天然ボケな見習い忍者・シノブと正体不明の生物・音速丸が起こす騒動をユーモラスに描いたギャグ作品。音速丸の声を担当するのは若本規夫で、音速丸から飛び出す名言・迷言の連続はまさしく若本劇場。ギャグのタイプやノリは小学生向けな感じ(でも小ネタはおっさん向け)という感じなので、合わない人は全然合わないと思います。1話をみて笑えたら次も続けてみるというのがいいかもしれないです。途中の話数にヒットする話数によって大きく作画が異なるのも特徴で、一部の話数の作画はものすごく特徴的なものです。
今見直すと(いや当時から)豪華な声優陣で、水樹奈々・若本規夫・川澄綾子・釘宮理恵・関智一などが中心となって繰り広げられるギャグ作品はアニメ史に残るものだと思います。ゲストも斎藤千和や岩田光央などの声優が起用されており、もうほんと声優で楽しむこともできます。
笑いあり涙ありのおすすめラブコメ作品3選
瀬戸の花嫁(2007年春)
主人公・満潮永澄と、極道の娘であり人魚であるヒロインの瀬戸燦を中心に繰り広げられる、笑いあり涙ありのラブコメ作品です。テレビアニメは全26話、OVAが2話あります。テレビアニメは、基本的に前半13話・後半13話で分けてみることもできるのですが、8話のタイミングで重要キャラとの話が一度まとまるので、そこで一回この作品のおおざっぱな感じをつかめるのではないかと思います。原作(漫画)もよいのですが何よりもアニメ版の出来が秀逸で、当時はアニメから原作に入れなかったほど。
感動・笑い・燃える展開と様々な要素が詰まっている作品で、一度は見て欲しいラブコメ作品です。ただギャグ要素が強く、恋愛ものとしてみ過ぎるとそういう要素はやや少なめなので、ギャグ寄りのラブコメ作品と思うといいです。ちなみに自分の大好きな野川さくらさんがヒロインで出演しています。
スクールランブル (2004年秋) / スクールランブル 二学期 (2006年春) / スクールランブル 三学期 (OVA,2008夏)
同級生の烏丸大路に片思いするごく普通の女子高校生・塚本天満、その天満に片思いする不良高校生・播磨拳児、この2人の主人公が恋に悪戦苦闘するさまを中心として、多くのキャラクターが絡み合う高校生活を描いたラブコメディ作品です。アニメ版は無印が全26話(+OVA2話)、二学期が全26話で、ここまでがテレビアニメで、OVAですが可能であれば物語の結末やこれまでの登場人物の関係がハッキリする三学期(2話分)の計56話です。無印のOVAは必須ではないのでそれを除けば全54話分です。
塚本天満の妹である塚本八雲(CV:能登麻美子)と、塚本天満の友人である沢近愛理(CV:堀江由衣)の人気がすごかったので、どちらのヒロインが好きかで昔は盛り上がったものです。ちなみに最終回(三学期)のラストでは描かれてない重要な部分が原作にあるので、気になった人は原作もみましょう。修学旅行編のこともあるしね。
俺物語!! (2015年春)
※注意※物語シリーズ(化物語シリーズ)ではありません。常人離れした身体能力と行動力、仁義と正義感にあふれ、純情で不器用な高校一年生・剛田猛男だが、同性からは慕われるが異性には全く好かれない。彼がこれまでに好きになった女子たちは、クールで秀才でイケメンの親友・砂川誠を好きになっていた。 ある日、剛田は電車で痴漢に遭っていた女子高生・大和凜子を助け、恋人として付き合うことになる。そんな三人を中心に描かれている笑いあり、涙ありのラブコメ作品です。
個人的に漫画・アニメ・実写のどれもクオリティが高く、特にアニメは演出やキャストが原作の雰囲気にピッタリで完成度がかなり高い作品でした。イケメンの砂川に惚れる女子の気持ちもわかるが、男子としては剛田に惚れこんでしまうこと間違いないです!!
頭脳戦・心理戦が面白いアニメ3選
ONE OUTS -ワンナウツ-(2007年春)
賭野球「ワンナウト」で無敗を誇るピッチャーであり天才勝負師の渡久地東亜が、万年Bクラスの弱小球団であるリカオンズに入団し活躍していくお話。原作者はドラマ化され大ヒットした『LIAR GAME(ライアーゲーム)』の甲斐谷忍で、『LIAR GAME』のような駆け引きが好きで、野球の最低限のルールを知っていれば絶対に楽しめる作品です。主人公の声優を担当するのは萩原聖人(アカギやカイジの声優を担当している声優さん)ですので、アカギやカイジが好きな人にも受け入れてもらえる作品だと思います。
アニメ版は全25話ですが、だいたい4~5話くらいで1試合のペースなので、一気に時間を取ってみなくても進めていけるのがポイントです。アニメでは原作の途中(シーズンの途中)までを描いており、原作はワンシーズンの最後まで(1全20巻で、20巻がオールスターゲームの話)描かれているので、最後まで気になった人は原作をチェックしてほしいです!
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ (2019年冬)
2019年3月現在放送中の作品です。秀才が集う秀知院学園を舞台に、生徒会長・白銀御行と、副会長・四宮かぐやは互いに惹かれあっているが、プライドが高く素直になれないため、”相手に告白させよう”と互いに仕掛けあう新感覚の頭脳戦ラブコメです。放送中作品なので、この記事が公開されたタイミングから追いかければ7話か8話くらいで最新話に追いつくことができます。アニメの完成度は今のところ高く、作画や声優の器量など様々な面で今期のNo.1を握る可能性のある作品です。かぐや様のお可愛いこと。
作画の出来を語るのであれば、アニメ第3話EDの気合の入った書記・藤原千花の可愛いダンスは外せません。最初はCGかと見まがうほどぬるぬる動き自然なスカートですが、実はちゃんと作画されたもので、その原画枚数は驚異の845枚!!「涼宮ハルヒの憂鬱」の再来ですね。そういう意味ではアニメ史に残る作品です。
ジョーカー・ゲーム (2016年春)
©柳広司・KADOKAWA/JOKER GAME ANIMATION PROJECT
第二次世界大戦前の昭和初期の日本を舞台にした、超人的なスパイたちの頭脳心理戦アニメ。アニメ版は全12話で、話数によって主人公となる人が異なり、基本的には1話完結型です。気軽に見て欲しいのですが、内容が難しい部分もあるので、ちょっと頭を使いながら1話見るような感じになってしまうかも。絵柄を見る限り女性向け要素の強めの作品かと思われがちですが、しっかりとしたストーリーと頭脳心理戦なので、男性の私でもすごく楽しむことができました。超人要素が少しだけ入っているのは否めないですが、本格的な頭脳戦・心理戦を楽しみたい方にオススメです。
リアルタイム視聴時はキャラの名前が覚えられない(そもそもスパイなので偽名が多い)ということもあって、それで切ってしまった人もいるみたいです。キャラが似ているのでちょっと見た目で覚えるのは大変かもしれないです。
せっかくなら見て欲しい野川さくらさん出演の作品3選
φなる・あぷろーち (2004年秋)
©PrincessSoft/Illustrated by 西又葵(Navel)/Φなる・あぷろーち製作委員会
あるバレンタインデーの日、水原涼の家に1人の少女が訪ねて来た。彼女の名は益田西守歌。自称・水原涼の許嫁である。彼女とその周りの友人たちが繰り広げるラブコメディ作品です。正直ほかのオススメ作品とくらべて一般的に評価されているわけではないですが、個人的にも作品として特別秀でているものがあるわけじゃないですが、私個人の思い出の作品ですので、これを機に改めてオススメしたいと思っています。アニメ版は全13話(1話15分枠)なので、かなりサクッとみることができると思います。
ヒロインの益田西守歌の声を担当するのは私の大好きな野川さくらさんです。ただそのほかにも、松来未祐・たかはし智秋・田村ゆかり・皆口裕子とそうそうたる面々が出演されています。笑いあり、感動ありの作品でベタベタな内容ですがよかったら見て欲しいと思います。
D.C. 〜ダ・カーポ〜 (2003年夏)
決して枯れない桜が咲く初音島の風見学園を舞台にした、学園恋愛ストーリーものです。ヒロインの朝倉音夢の声を担当するのが野川さくらさん。他にも田村ゆかり・神田朱未・堀江由衣・松来未祐など有名声優さんが出演されています。アニメ版は「D.C. 〜ダ・カーポ〜」が全26話ですが、「D.C.S.S. 〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜」というのもありこちらも全26話。ついでにOVAだと「D.C.if 〜ダ・カーポ イフ〜」の2話があるので、合計54話となります。
『ダ・カーポ』シリーズはさらに、「D.C.Ⅱ ~ダ・カーポⅡ~」(全13話)・「D.C.Ⅱ.S.S.~ダ・カーポⅡセカンドシーズン~」(全13話)・「D.C.III」(全13話)と続きます。2019年春には「D.C.4 ~ダ・カーポ4~」の発売も決まっていますので、よかったら今からD.C.シリーズに触れてみませんか?(アニメでもある程度補完されていますが可能なら原作に触れたほうがいいです)
ストライクウィッチーズ (2008年夏)
©2020 島田フミカネ・KADOKAWA/第501統合戦闘航空団
1940年代、欧州本土の大半が突如出現した異形の敵「ネウロイ」の勢力に落ちてしまった状況にある。世界各国は事態の打開を図るために一大反攻作戦を計画。そのための戦力の一環として連合軍第501統合戦闘航空団「STRIKES」を組織し、各国のトップエースを招聘する事となった。扶桑皇国海軍の新人ウィッチである宮藤芳佳は、その部隊に補充として送りこまれることになり、そこから物語が始まります。野川さくらさんが演じるのはエーリカ・ハルトマンという常に眠そうで暇があれば眠っている女の子です。
現在はシリーズ全体の総称として「ワールドウィッチーズ」(ストライクウィッチーズ以外に、ノーブルウィッチーズ・ブレイブウィッチーズなどを含めた総称)が用いられており、様々な派生作品が誕生しています。可愛い女の子と軍事系が好きな人はシリーズを通してみてみるとよいかもしれません。
それ以外にもよかったら見て欲しいアニメ7選
NEW GAME! (2016年夏) / NEW GAME!!(2017年夏)
「働くって青春だ」。主人公の涼風青葉は高校を卒業後、ゲーム開発会社「イーグルジャンプ」にグラフィッカーとして就職し、社会人として歩んでいくというストーリー。かわいい女の子がいっぱい登場する作品ですが、原作者が元ゲーム開発会社で働いていたこともあり(私も少し経験ありますが)、かなりリアルな仕事に対する姿勢や内容が描かれています。アニメ版は1期は全12話+OVA1話、2期は全12話の合計25話。OVAは社員旅行の話でサービス回なので見なくても2期につながりますが見ないと絶対に損です。
日常系アニメとも分類できますが、仕事が嫌いな社会人からすると「休みの日に仕事の話は見たくない…」なんて思う人もいるらしいので、何か目標をもって頑張っている人がモチベーションアップに気楽に見られる日常系お仕事作品としてみるといいと思います。原作も作者の絵がかわいいのでオススメ!
Angel Beats! (2010年春)
©VisualArt’s/Key/Angel Beats! Project
Key系の作品(本記事であればCLANAD,他にもAIR・Kanon・リトルバスターズなど)が好きならば見て損はないです。というのもKeyの企画・脚本の担当をしてる麻枝准が脚本を書いたオリジナルアニメ作品。Key系の作品はそれまでKey×京都アニメーションのタッグが強かったため、事前評価は怪しいところもあったが、視聴してみると麻枝准特有のノリや作画の安定、ストーリーの良さなどが評価され、個人的にはかなり好きなアニメに仕上がっていました。最終回はやや賛否がわかれますが、それは後にゲーム化され補完されています。
アニメは本編13話+特別編2話の計15話。麻枝准は泣きゲーのパイオニアとして知ら、そのシナリオはただ泣けるだけでなく、ギャグシーンもバランスよく配置されているので面白くて笑えます。同系統の作品はきっと好きになると思うので、CLANNADとかの前に最初にコレでもいいかもです。
Charlotte (2015年夏)
©VisualArt’s/Key/Charlotte Project
Angel Beats!同様、Keyの企画・脚本の担当をしてる麻枝准が脚本を書いたオリジナルアニメ作品。思春期の少年少女のごく一部に不完全な「特殊能力」が発症する世界。他人の体を5秒だけ乗っ取る能力を持つ少年・乙坂有宇は、これを人知れず悪用しエセ優等生生活を送っていたが、星ノ海学園生徒会の友利奈緒と高城丈士朗に見破られ、妹・乙坂歩未と共に学園に転入。生徒会で自分たちと同じ能力者に警告する活動に協力することになる…というお話。これも麻枝准らしいギャグと泣ける要素がバランスよく織り込まれています。
アニメは全13話+TV未放映1話の計14話。ちなみにこちらもAngel Beats!同様、最終回は賛否がわかれています。ただその賛否も内容に対してというより、最終回に詰め込み過ぎたという感じで、もしこれがゲームだったらかなり良作なのではないかという内容でした。
月刊少女野崎くん (2014年夏)
©椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会
無骨な男子高校生・野崎梅太郎。彼に恋をした女子高生・佐倉千代は勇気を振り絞って告白するものの、何故か恋人ではなく少女漫画家のアシスタントに…。男子高校生でありながら人気少女漫画家でもある野崎くんの日常を描く少女漫画家男子コメディー作品。主人公の野崎梅太郎とヒロインの佐倉千代以外にも個性豊かなキャラクターがいっぱい登場するので決して飽きがこないです。いろんなカップルが送るギャグをお楽しみください!アニメは全12話で1話完結型のため、サクッとみられます。
ヒロインの佐倉千代がとにかく可愛くて可愛くて可愛いです!そんな佐倉千代の声を担当した声優は小澤亜李で、この作品が初のヒロイン作品でした。私は小澤亜李をこの作品で知ったので、「なんて有望な新人が現れたんだ…」と驚嘆したのを覚えています。
GA 芸術科アートデザインクラス (2009年夏)
彩井高校の芸術科Aクラス(GA)は、授業科目の半分が美術・デザイン関係となっているアートデザイン専攻クラス。そんなGA1年のクラスメイト5人を中心に、美術クラスという環境を舞台にした彼女らの学園生活が描かれています。また途中にはGA3年生の美術部部長に焦点を当てた話もあります。絵柄を見てもらった通り、ほのぼの日常系の作品なんですが、真面目に美術ネタを使ったギャグが個人的にはめちゃくちゃ面白かったです。キャラクターそれぞれに魅力がって、ギャグネタも芸術クラスらしいネタで凝っていて面白いです。
アニメ版は全12話+OVA1話の計13話です。どの話数も外れがなく楽しめます。真面目に美術ネタを使っているので普通に美術の勉強としても活用できるレベルで、これで知った用語や概念というのもいくつかあります。そういう意味でいろんな人に見て欲しい作品ですね。
僕だけがいない街 (2016年冬)
©2016 三部けい/KADOKAWA/アニメ「僕街」製作委員会
売れない漫画家・藤沼悟は、”再上映(リバイバル)”と呼んでいる特殊能力を持っていた。ある日、母親の佐知子と買い物中にリバイバルが発生。このとき子連れの男の挙動に注目した佐知子は誘拐を未然に防いだことを確信し、同時に1988年に北海道で起きた誘拐殺人事件の真犯人と同一犯であることにも気付く。しかし真犯人も正体が気づかれたことを察知し、正体を誰かに伝えられる前に佐知子を殺害する。悟はリバイバルで殺害を阻止できないかと試みるが失敗。さらに強く念じたところ、1988年にタイムリープする。母親を殺害した犯人と1988年の連続誘拐殺人事件が同一人物であると確信した悟は、2つの時代を往復しながら真犯人に立ち向かっていくというお話。
アニメは全12話なのでサクッと見ることができます。「ひぐらしのなく頃に」のような作品が好きな人には気に入ってもらえるのではないかと思える作品で、アニメとしての完成度はかなり高いです。
RAINBOW -二舎六房の七人- (2010年春)
昭和30年(1955年)、罪を犯し「湘南特別少年院」の二舎六房に堕ちた6人の男たちがいた。彼らは同房にいた年上の「アンチャン」の教えを胸に、出所後、望まないのに向かってくる少年院、世間に満ちた苦しみ、不条理などと向き合い、力強くそれぞれの人生を生きていく様を描いた作品。話のテーマが非常に重く、当時の時代を考慮して過激な描写も可能な限りそのまま再現しているため、グロテスクな表現や内容が苦手な人にはオススメできませんが、言葉では表せない男の友情が巧みに描かれており、男なら絶対に1度は見て欲しい作品です。
アニメは全26話(内1話総集編)で、前半は少年院での話を描き、後半は少年院出所後の話が描かれています。原作もしっかり作りこまれた表現や内容なので、気に入ったら原作(全22巻)もオススメしたいです。
視聴できる動画配信サイト
ざっと調べてみました。
これから登録するのであれば「dアニメストア」がオススメです。月額料金も他と比べて安いので、アニメだけ新作も旧作もみたいって人には一番いいサイトなんじゃないかと思います。
「U-NEXT」「Hulu」でみられるものは基本的にdアニメストアでも見ることができます。ただ、最後にご紹介した「二舎六房の七人」のような少し大人向けのアニメは「dアニメストア」にはないですし、ドラマや映画などの充実しているので、そちらも観たいのであればこっちもよいかもしれません。
「Amazonプライムビデオ」は基本的に有料のものが多いですが、有料のものでもその多くは1話無料だったので、Amazonのプライム会員であればまず1話の雰囲気をつかんでからサイトや作品を吟味するのもいいと思います。なぜか「CLANNAD -クラナド-」に関しては全話無料なのに「CLANNAD 〜AFTER STORY〜」は有料でした。そういう作品もあるんですね。
一番強い組み合わせは「dアニメストア」「Amazonプライムビデオ」なんじゃないかと思います。基本は「dアニメストア」でアニメをみつつ、有料ですが「dアニメストア」で見られない作品や話数を「Amazonプライムビデオ」で補完するのがいいと思います。(例えばCLANNADなどがいい例だと思います)
dアニメストア | U-NEXT | Hulu | Amazonプライムビデオ | |
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CLANNAD -クラナド- | 〇(番外編なし) | × | × | 〇(番外編・AFTER STORYは有料) |
銀の匙 Silver Spoon | 〇 | 〇 | 〇 | 〇(有料) |
SHIROBAKO | 〇 | 〇 | × | 〇 |
うたわれるもの | 〇 | 〇(無印なし) | 〇 | 〇(有料) |
コードギアス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇(有料) |
狼と香辛料 | 〇 | 〇 | × | 〇(有料) |
ひぐらしのなく頃に | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
新世紀エヴァンゲリオン | × | 〇(別途有料) | × | 〇(有料) |
涼宮ハルヒの憂鬱 | 〇(時系列順) | 〇(時系列順) | × | 〇(有料) |
けものフレンズ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
フルメタル・パニック? ふもっふ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
斉木楠雄のΨ難 | × | × | × | 〇(有料/1期利用不可) |
ニニンがシノブ伝 | × | × | × | 〇(有料) |
瀬戸の花嫁 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
スクールランブル | 〇(三学期なし) | × | × | 〇(有料/三学期なし) |
俺物語!! | 〇 | 〇 | 〇 | 〇(有料) |
ONE OUTS -ワンナウツ- | 〇 | 〇 | 〇 | × |
かぐや様は告らせたい | 〇 | 〇 | 〇 | 〇(有料) |
ジョーカー・ゲーム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
D.C. 〜ダ・カーポ〜 | 〇(3はない) | × | × | 〇(有料) |
φなる・あぷろーち | 〇 | × | × | × |
ストライクウィッチーズ | 〇 | 〇 | × | 〇(有料) |
NEW GAME! | 〇 | 〇 | × | 〇(2期は有料) |
Angel Beats! | 〇 | × | × | 〇 |
Charlotte | 〇 | × | × | 〇(有料) |
月刊少女野崎くん | 〇 | 〇 | × | × |
GA 芸術科アートデザインクラス | 〇 | × | × | 〇(有料) |
僕だけがいない街 | 〇 | 〇 | × | × |
RAINBOW -二舎六房の七人- | × | 〇 | 〇 | 〇(有料) |
最後に…
いかがだったでしょうか?
とりあえず、自分の知っている範囲でオススメしたい作品をサクッとまとめてみたので、抜け漏れはあるかもしれません。個人的に聞いてくれればいくつかご紹介できるかなとも思うので、何かあったらメールなりtwitterで聞いてくれると嬉しいです。また、平成の世が終わるときに、1989年~2019年までを総括して、オススメしたいアニメをリスト化したいと思っています。今回のように突発のものじゃなくて、今からコツコツじっくり書いているので、楽しみにしておいてください(^^)/